1歳から積極的にパズルをさせた結果、子どもたちがどう育ったかの効果検証まとめ【前編・1〜3歳】
私、らんみゆは昔からパズルが好きでした。
最初は途方も無い作業に感じていても、少しずつ完成に近づいていくさま、ピースがハマっていくことの充実感、完成間近のワクワク感、何と言っても完成した時の達成感・・・!
子どもたちを出産し知育の存在を知って、
『地頭の良い子に育てるためには頭と指先を使って遊ぶ』
=パズルしかない!!
と本気で思いました。(それは若干あってますが「しか」ってことは全然ないので間違っているとも言えます笑)
そんな私が、積極的に第一子に取り組ませたパズルを、4年後に生まれた第二子に同じように取り組ませた結果どうだったかを、実際使った商品を踏まえて時系列でまとめていきます。
ここからの書き方は、
第一子=姉
第二子=弟
で統一しようと思います。
ちなみに4歳以降向けのパズル紹介や、パズルの知育的メリット、効果検証等については後編で書いているので、こちらからどうぞ
【姉】【弟】1歳;ファーストパズルとして「やさい・くだものカード」を購入し、8年使い倒す
「やさい・くだものカード」は、発売元の銀鳥(ぎんちょう)産業株式会社(所在地;愛知県名古屋市)が手掛ける全ての商品の総称「ギンポー」製の、絵あわせ知育カード商品です。
お米のねんど、マグネットブック、カードやかるた等、知育玩具に興味のある親なら必ず一度は見たことのある商品ばかりで、お値段も手頃。楽天市場やAmazonでも取り扱いのある、普段の遊びに取り入れやすい商品群になっています。
いろいろある商品群の中で、私が選んだのはこちら
■「やさい・くだものカード」
⇧最安値ではありませんが、メール便可/1000円以上購入で送料無料になる、送料加味でお安めのショップ「クリップス」のリンク
こちらはその名の通り、普段よく使いそうな野菜や果物をモチーフに、2枚1組のペアで絵合わせする商品となっております。カードは全部で56枚、2ピースのパズルが28種類入っていることになります。
パズルじゃないじゃないか、というツッコミも聞こえてきそうですが、「上下左右を判断して」「絵柄を合わせる」ことは、まだ思考も手指の器用さも発達していない1歳児にはとても難しく、型にはめるタイプでもないため、もちろんうまく合わせることはできません。当時は私が並べて発音して、子どもたちは見て楽しむのが専らの遊び方でした。
もちろん木枠の型はめタイプのパズルも素敵なものがたくさん出ているけど、コスパにうるさい主婦としては、すぐ卒業してしまうであろうものに2千円近くかけるより、長く使えそうなカードタイプの500円商品の方に軍配があがったよ笑
この商品の素晴らしいところは、いずれは覚えていきたい『ひらがなも記載』されており、全ての裏面に『野菜や果物の豆知識がひらがなで記載』されている点です。
実際に本人が絵あわせパズルとして遊び始めたのは1歳2ヶ月すぎ。1〜2歳で野菜や果物の実物を見せながら使ったり、3〜4歳でひらがなを覚えだした頃からは自分で読ませたりしていました。カード自体厚紙でしっかりしていて、姉の後弟も難なく使えたので、恐らく8年近く我が家にいる知育商品の重鎮勢となっております。
まずそもそも『ファーストパズル』で多くのママパパが連想するものって、
くもんのジグソーパズルのSTEP1だったり、
ボーネルンドのピックアップパズルだったりすると思います。
しかしこれらは、確かに知育面でいうと素晴らしい商品なのは間違いないのですが、たった半年〜1年かそこらしか使わないのに価格は2千円程。コスパにうるさい主婦としては「う〜ん?!」と購入を悩んでしまったのです。
そこで再度、今回ご紹介した「やさい・くだものカード」を見てください。
価格は600円程度ですし、しかもひらがな暗記や豆知識の取得まで考えると、出番は3年間程にもなる、まさにコスパのよいファーストパズルとして、オススメなんです!
※しかし絵柄に対するお子さまの好み、指先でピックを掴む点、小さい達成感の積み上げを大事にする点も、知育商品を選ぶ時の大切なポイントだと思うので、一個人の意見として見て頂ければ幸いです。(かくいう私も、我が子には買いませんでしたが、いとこのお誕生のお祝いにはボーネルンドのファーストパズルを贈り、とても喜ばれた経験があります^^)
「やさい・くだものカード」は裏面の豆知識が面白くて、大人の私でもヘェ〜!ってなる内容も多かったよ!
(画像のレタスの真偽についてググったら、催眠効果のある成分が含まれているとか、、、このカードで初めて知った事実。笑)
当時はよくこのカードと、タッチペンで発音してくれる「なまえずかん」を揃えて、冷蔵庫前で実物と見比べさせてたな〜。(こちらもいつか書こうと思っています)
【弟】1歳4ヶ月;アンパンマン「まるまるパズル」スタート、1歳8ヶ月で全て型はめができるように
弟が1歳4ヶ月頃に訪れた児童館で強い興味を示したこちら、ちょうどクリスマス時期だったのでプレゼントに含ませてみたところ見事にハマりました。
■アンパンマン 「まるまるパズル」(立体型はめ)
当初はまだ形を合わせて1人で入れるのは難しいものの、私が途中まで合わせて彼が最後押して入れると、自分でやった感覚なのかとても嬉しそうにパチパチ拍手しておりました。
記録によると約1ヶ月間、ほぼ毎日出して遊ばせた結果、
・食パンマンのまる型
・バイキンマンの六角形
・アンパンマンの四角
・クリームパンナちゃんのお花
以上の物は私が手を添えなくても一人で出来る様になっていたようです。入れる場所も一部は認識出来てる模様。 そして 1歳8ヶ月を過ぎる頃には、転がる本体を手で押さえながら、全て一人で出来るようになっていたようです。
⇩トイザらスリンク、商品レビュー多いです!
後に弟はニューブロックやレゴ等のブロック組み立て方面の遊びが好きになったので、振り返るとこういう立体的なパズルをよくやってたことが影響したのかも、と思ってる!
余談ですが、私の楽天roomには子どもたちが購入して使った知育玩具のレビューを、0歳から都度タイムリーに残しておいた写真付き記事がたくさんあります。
(検索窓で「知育玩具」「知育」等で探してみてください)
もちろん既出の「やさい・くだものカード」も。
らんみゆ楽天room TOP
ご興味あれば、ぜひ!
【姉】2歳;アンパンマンのアガツマ社製30ピースをスタート、ものすごい集中力を発揮し、わずか数日で一人で完成させるまでに進化
正直、我が家のパズル熱は第一子である姉が2歳過ぎに夢中になった「この商品」をきっかけに本格化したと言っても過言ではありません(4歳下の弟には1歳台で上記のアンパンマンの型はめを与えましたが、第一子にはその中継地点がなく、いきなり2歳で開花)。それがこちら、
■アガツマ アンパンマン「天才脳はじめてのパズル」30ピース
上の画像は8年前に我が家が購入したもので、今では廃版となっている商品です。
現在販売されている30ピースの絵柄はこちら⇩おもちゃの商品層が厚いハピネット・オンラインのリンク
こちらは株式会社アガツマの「天才脳はじめてのパズル」というシリーズもので、年々絵柄は変わりますが、大体30ピース前後/50ピース前後/80ピース前後の3部作で構成されています。(バラ売り商品です)
当時アンパンマンブームだった第一子になんとなーく購入し、最初こそ母がお手本として一緒にやってみたところ、その後集中して黙々とパズルに取り組む子の姿が・・・!
初日は途中でもう無理、となったので手伝いましたが、数日後には30分かけてちゃんと一人で完成させていました(しかもよほど集中していたのか、立ったまま笑)。今でもその後姿を鮮明に覚えていますが、正直私、この子天才なんちゃうかって思ってました。そして、子どもってスゴイ、好きなものならこんなに集中するんだ!!と。
毎日繰り返している中で段々と速度も速まっていき、その様子を見ているうちに気づいたのですが、どうやらピースの形と薄っすらガイド線となっている枠の形を覚えてどんどん配置することで、スピードが上がっていた様子。
普通ジグゾーパズルは直線の外枠作ってから絵で判断しますよね。
幼児用のこういったパズルはピース自体を特徴的にカットしてあるので、このやり方が可能だったようです。
そして、同じような商品ですがこちらも試してみました。
■サンスター文具 アンパンマン「パズルしようよ」45P
こちらの商品シリーズも30ピース、45ピース、65ピースくらいに分けている知育パズルシリーズなのですが、アガツマ製と決定的に異なる点があると思ってます。
それは、『ピースのカットの仕方がアガツマ製より難しい』点です。具体的に写真で見比べてください。
①サンスター文具45ピース
アンパンマンですが、その顔の最大の特徴である「まる」く切り取るのではなく、少しづつカットされています。
②アガツマ50ピース
アンパンマンの顔/胴/足の3つに分けてあり、わかりやすいです。他のキャラも概ね顔/胴(&足)といったように2,3つのピースから合成できます。
その結果、サンスター文具のものより子どもにとってとっつきやすいようで、【姉】も天才脳はじめてのパズルばかりやりたがりました。(もちろん難易度を上げる意図でサンスター文具の物を使うのも十分な手だと思います)
この点は現在販売されている商品にも通じるものがあるかもしれないので、今後買われる方はカットの仕方に着目して我が子に合うものを選んで貰えればと思います。
↓
そして月日は4年経ち、我が家待望の第二子【弟】の同時期。
ワクワクしながらこれらアンパンマンパズルたちを促すも、、、、、結果は惨敗(^▼^;)
ぜーんぜん見向きもしませんでした笑
第二子である弟の2歳頃は既にブーブ(車)一辺倒で、アンパンマンには興味を示さず、、、
子どもにとってのパズル作業はピース数や難易度ではなく、絵柄が全て だということが如実に表される結果となりました。(もっと早くに出しとけば良かった・・!)
姉の方は30ピースをクリアした後すぐに55ピースも1,2ヶ月後には一人で完成させるようになり、ますます母の「パズル=集中して指先使う=知育最強説」も熱を帯びていくことになります。
【姉】【弟】2歳〜2歳半;それぞれ好きな絵柄のパノラマパズルに取り組むも、姉は着実に上達、一方弟は平面パズル自体に興味を失いがち
パノラマパズルとは、株式会社アポロが手掛ける「ステップ脳シリーズ」という知育パズル商品の総称です。
STEP1の3歳〜となっている商品は8、12,16ピース
STEP2の4歳〜商品は10,15,20ピース、
STEP3の5歳〜商品は18,24,32ピースとなっています。
絵柄は子どもが大好きなキャラクターもの(プリンセス/ディズニー系/のりもの系/すみっこぐらし/ピクサー系と多岐に渡る)、またちょっと真面目な暗記学習もの(国旗、ひらがな等)など、種類も豊富に展開しておりますので、男女どちらのお子さんでも何かしらハマる可能性があると思います。
【姉(当時2歳半)】に選んだのはSTEP3にあたるこちら
■「うみのいきもの」パノラマパズル18,24,32ピース
※(7年程前の購入品なので、現在販売している同名商品とは絵柄が異なります)
1枚におけるピース数こそアンパンマンよりは少ないものの、こちらは3枚組で収納した時のコンパクトさが売りの商品ですので1ピースが小さく、両手で調整しながらやらないとすぐズレてしまい、アンパンマン勢より難しい印象です。
一番右(写真だと上部)の絵柄は、下に描かれているほど深海に生息する魚群であり、また深くまで潜る魚群をラインナップさせています。真ん中はまあ平均水面あたりに生息する魚群(詳しくはわかりませんが)、左(写真下部)の絵柄はサンゴ礁に囲まれた浅瀬付近に生息する魚群となっており、適当に魚を羅列するのではなく、生態をよく考えて配置してあるのも好感がもてます。
それぞれの魚の特徴を捉えたカラフルなイラストで、【姉】自身も魚への興味もとても深まった様子で、よく魚の図鑑も眺めるようになりましたし、実際に水族館へも足を運ぶようになりました。
パノラマパズル内でも最難関のこちらの商品、パズルの上達と同時に、海への興味付けの役割も担ってくれたことに、今でもとても感謝しております。
好きな絵柄で取り組むことがパズルを上達させる唯一の手段だと学んだ私は、第二子に(姉と同じレベルの)パノラマパズルの前に、スモールステップとなる車のパノラマパズルを取り組ませてみることにしました。
【弟(当時2歳1ヶ月)】に選んだのはSTEP2にあたるこちら
■「あつまれ!はたらくじどうしゃ」10,15,20ピース
⇩組絵門(くみえもん)リンク、パズルといったらこちらのショップ!種類豊富です
【「うみ」からすると特に最小ピースの絵柄はだいぶ簡単に感じます。記録によると、息子も開始してから早い段階で10ピースはクリアしていたようです。
しかしその後はこのタイプのパズルよりニューブロックの方に興味が移ってしまったので、積極的に取り組む姿は見かけないままでした。
【弟】3歳10ヶ月になる現在、この記事を書くにあたり久々にやらせてみたら、20ピースまで速攻クリアでした、、、。【姉】の時のように苦労して頑張ってクリアに至るまでの姿が見られず、母としては残念です^^;
【弟】2歳3ヶ月;カーズのジャイアントパズルに取り組み始め、3歳現在まで活躍中
アンパンマンシリーズもうみも、好きなはずの車でさえ平面的なパズルでは取り組まない、【弟】。彼は黙々・コツコツ・努力型の姉とは性格も異なり、自由奔放・手よりまず口が動く(笑)・ハマれば一辺倒の直感型です。
どうにかしてパズルの楽しさに目覚めてくれないか、とあちこち探した結果、彼の好みにドンピシャの素晴らしい変わり種パズルを見つけました。それがこちら、
■カーズ「ジャイアントパズル」
車好きが高じて、2歳前後からはカーズ(ディズニーピクサー)が大好きになった第二子【弟】。
カーズのパズルは既出のパノラマパズルに8,12,16ピースのものがあったのでやっていましたが、すぐ終わってしまい、、、何か面白いものないかな、と探していた時に見つけました。
1ピースが15cm✕20cmととても大きく、たくさんのカーズたち(映画1の登場車のみです)が表情豊かに描かれているため、たまらなく嬉しいようでよく取組んでくれました。
こちらはどうやら海外製品のようで、現在カーズの同商品は販売されていないのか、いくら探しても販売ページは見つからず。代わりにパウパトロールのものなら見つけました。
ジャイアントパズル2種の他に、通常サイズのものも含まれたパズル8種類セットのようです。詳細はリンク先でご確認ください。
こちらは(頻度は減りましたが)3歳10ヶ月になる現在も楽しく遊んでいます。
後編・4〜8歳へ
ここまで、1歳のファーストパズルから3歳の、少しピースが増えてきたパズルまで、我が家の取り組みの経過やオススメ商品をご紹介してきました。
【後編・4〜8歳】はコチラから⇩
また、今回の2部に渡るパズル記事は、一部を除いて『平面パズル』(=紙製のジグゾーパズルに通じるもの)に対象商品を絞って書いています。
パズルと一言で言っても、広義的な意味合いで捉えれば遊び方は多岐に渡り、知育商品も無限にあります。
『決められた枠の中を、絵の描いていないブロックでうめる』タングラムタイプや、
『色のついた数種類の図形を組み合わせて、自由に模様を描く』パターンブロックタイプもあります。
それらについても商品毎、別カテゴリーで今後ご紹介していければと思っております。