【パズルの知育効果/メリット6選】子どもたちがどう育ったかの効果検証まとめ【後編・4歳〜8歳】
それではここから後半戦、4歳以降の記録を、現在のオススメ商品と併せて辿って行きたいと思います。
【前編・1〜3歳】は以下の記事からご覧ください。
【姉】4歳;初めてのジグゾーパズルは96ピースのディズニープリンセスで猛特訓、観察眼や効率性を養う土壌になった
正確には3歳8ヶ月くらいの時のクリスマスプレゼントの一つに加えたのが、こちらの商品
■知能を育てる こどもジグゾーパズル 【きらきらプリンセス】 96ピース
大きさは26✕38 cm、対象年齢は7歳からとされています。
これが我が家の【ファーストジグゾーパズル】であるわけですが、同時に【ちょうどいい塩梅のジグゾーパズル】として、我が家の平面パズル界において長期に渡る覇権を握ることになるとは、その時は誰も思いもしませんでした、、(←大げさスミマセン笑)
当時の【姉】は特に推しキャラクターとかはおらず、なんとなく「みんな可愛いし多分娘も気にいるでしょ〜」という安直な理由で私が選んだのが、この『ディズニープリンセスたちが勢ぞろいで微笑んでいる』絵柄でした。
パッと見た感じどのプリンセスも同じサイズで、特に取り組みに関する差はないように感じますが、【パズルとして】やり始めると圧倒的なセオリーが見えてきます。
それは【ジャスミンと白雪姫から始めることがテッパン】になる、という点です。
ここで、プリンセス勢に詳しくない方のためにも分かりやすく、それぞれの人物に番号をふってみた画像をご覧ください。
どうしてこの2人にまず着手することになるかというと理由は簡単、【黒髪だから】です。(ディズニー公式上は違うかもしれませんが、ここでは割愛させてください^^;)
細かいパーツの状態で見ると、他のメンバーはドレスも髪も黄色・ピンク・赤系統の可愛い色オンパレードである中、この2人の髪の毛だけはとても目につく黒い色で、開始直後のほぼバラバラの状態でもまず真っ先に目に飛び込んできます。
このパズルは正直【姉】はもう数え切れないほどやっていて、現在では4歳下の【弟】にもチャレンジさせているのですが、ほぼ両者とも100%、必ず黒髪の2人からスタートしています。
しかも黒髪の2人は点対称の位置にあるので、形出来てくると全体の範囲も掴めてきて一石二鳥です。
『どこからやれば分かりやすく、速く完成するのか』を考えながら取り組むことこそ、パズルが知育に良いとされる【観察眼の醸成】【効率性・合理性を考える】ことの土壌になると私は思います。
これからお子さんにパズルを与えようかな、とお考えのご両親様が見ていらっしゃいましたら、これだけは言わせてください。
(好きな絵柄を選ぶのはもちろんのことですが、)『目立つ色のパーツがいくつかあるように感じる』ものの方が、よりお子さんがパズルにのめり込めるかもしれません。
パズルは開始直後が一番難しく感じ、波に乗るまでがしんどいです。繋がり始めてようやく「楽しいな」と思えて来ると思うので、いくら大好きな絵柄でも全てが同系色で構成されていたら効率を得ようとするのも難しく、すぐ{もういや〜}となってしまいます(特に飽きやすい幼児期は、、)。そして一度そのようなイメージを持たれてしまうと、再チャレンジさせるのは意外と難しかったりします。
よって、もしこれまでよりもステップアップしたパズルを取り組ませたいのであれば、目立つ色の有無をチェックすることが大事だと思います。
(そこまで考えて選んだわけではなく、完全に結果オーライだったけどね^^!!笑)
それまでやっていたパズルはジグゾータイプではなく、両手で抑えつつ繋げていくタイプだったので、ファーストジグゾーパズルとなったこちらの商品の「ガチッとハマる感覚」がまず新鮮で面白かったようです。(その側面では、ある意味ジグゾーの方が簡単かもしれませんね、、)
なので我が家はアンパンマン天才脳シリーズの60ピース前後の次はいきなりこの96ピースジグゾーパズルになりました。
ちなみに8歳となった【姉】が96ピースをやると10分半くらいで完成させています。
もうすぐ4歳になる【弟】は10ピースほど繋げたところでもういいや〜と飽き気味です^^;
(姉の同時期には既に一人で完成していたのに、とは決して言いませんよ。笑)
50〜60ピースのパズルの次はどうしよう、とお悩みの方の参考になれば幸いです。
【弟】3歳後半;こだわり強めの幼児男子は大好きなパウパトロールの56ピースを特訓中、タイムトライアル形式でやる気アップ作戦
前編のラストで触れたように、2歳3ヶ月頃〜カーズのジャイアントパズルのおかげで少しだけ平面パズルが好きになった我が家の【弟】。そんな彼は現在3歳10ヶ月、本記事でメインとする【4歳〜】より以前の内容にはなってしまいますが、現在の様子に触れてみたいと思います。
元々の車好きから派生したのか、今彼が一番好きなキャラクターアニメはパウパトロールです。
パウパトロールとは、異なる犬種の子犬たちが司令塔である少年・ケント号令のもと、彼らが住むアドベンチャーベイで起こる様々な困難に立ち向かい、課題を解決していく1話完結型のアニメです。
それぞれのキャラクター毎に割り振られたお役立ちビークルがあり、実際の働く車そのものなので、車好き男子からしてみれば必然的かもしれませんが、とにかくものすごいハマりっぷりです。
そんな彼の気持ちを汲んで3歳半頃に買ってみたのがこちらの商品、
■パウパトロール 65ピース セイカのパズル (サンスター文具)
弟の方はどうしても集中力が途切れがちなので、
①クリアまでの時間を測って記録更新を目指す(画像左下ストップウォッチ)
②大好きな人形たちの応援付き(母声色)
でなんとかやる気を引き出す工夫をしているのですが、、、それでも途中で「もうや〜めた」となることもしばしば。姉弟でこんなに違うものか、と常々感じます。
とはいえ対象5歳〜とされているこちらのパズルも、3歳8ヶ月で21分くらい、3歳10ヶ月現在で14分くらいでクリアと、少しづつですが記録を縮めてきたので、これからも集中力向上のために定期的にプッシュしていきたいと思っております。
ちなみに現在広く流通されているパウパトロールパズル、65ピースの絵柄はこちら
■セイカのパズル65P パウ・パトロール ジグソーパズル サンスター文具
65ピースだと少し多いかな、と感じる場合は45ピースもあります。
■セイカのパズル45P パウ・パトロール ジグソーパズル サンスター文具
小さい子向けだと、耐水性・12ピースでお風呂でも使えそうなこんなパズル商品も見つけました。
■パウ・パトロール ふわふわおふろパズル パウパトロール 出動!12ピース
また、輸入雑貨を扱う【シリウス】という楽天市場のショップには、日本では見ない絵柄のパズルもたくさん揃えてあります。
■PAW PATROL パウ・パトロール ジグソーパズル パズル 104ピース
ジグゾーパズルタイプで、大きさも48.5cm x 33.5cmと適度、送料無料です。4〜6歳あたりのパウパトロール好きさんへのプレゼントにもピッタリ!ピース数も104とこの年齢にちょうど良く、絵柄もアニメ風/映画風と、バリエーションもいくつかあったので、リンク先で是非チェックしてみてください。
私も104ピースのパウパトロールのジグゾータイプ買ってみようかな。
【弟】にプリンセスは刺さらなかったけど、パウパトロールなら!という期待を抱いてみる^^;
促さなくてもガツガツ集中してやってくれるのが理想だけど、性格があるからこればかりは何とも言えないですよね〜
【姉】4歳半;大好きなプリキュアで500ラージピースの超大作に挑む!コツコツ積み重ねる持久力の醸成に
ここから先は今から4年程前、【姉】の4歳半頃の記録です。
幼稚園年少に入り、昨今の幼女なら一度はハマる(かもしれない)可愛い戦士もの・『プリキュア』に夢中になった頃、思い切って買ったのがこちら
■プリキュアオールスターズDX3 500ラージピースジグソーパズル《廃番商品》
こちら当時から既に廃版商品で、ようやく見つけた超・掘り出し物でした。好きになると歴代の内容もトコトン、という母子でしたので、スイートプリキュア以前の全てのプリキュアたちが勢ぞろいしたこの絵柄に一目惚れしてしまい購入。大きさは50✕75cmと大きく、ジグゾーパズルマットを敷いて数日に分けてやっていました。そのあたりの詳細は以下、楽天roomに書いています。
写真もいくつか投稿しているので、気になる方はリンク先をどうぞ〜
ちなみにラージピースとは、その名の通り1ピースあたりが通常のジグゾーパズルより大きく、小さいお子さんでも扱いやすいものとなっております。プリキュアでラージピースのジグゾーパズルを探すなら、現在流通しているのはこちら
■デリシャスパーティ プリキュア レッツパーティー! 300ラージピース
今現在最新のプリキュアの300ラージピース、色鮮やかでとても可愛いですね。価格もお求めやすいので4〜6歳、プリキュア好きなお子さまへのプレゼントに是非!完成の大きさは530×380mmとなります。
ちなみに、プリキュアDX(ラージピースの500)と、この後ご紹介するポケモン(通常ピースの1000)は50cm✕70cmオーバーで大体同じサイズなのですが、ここまで大きいものは一日だとまず組みきれないので、パズルマットのような商品が必須アイテムです。
■エポック社 ジグゾーパズル組み立てマット
こちら51.5cm×75cmまでのパズルなら作りかけの状態でも簡単に収納できる超便利アイテムです。
やり方は簡単、緑のマットの上でパズルを進め、途中で終わる時にはクルクルっと巻いて付属のゴム製ベルトで巻いて固定するだけ!これなら大きい作品にチャレンジしても保存スペースがない、という類の悩みも解決しますし、親のストレスも少ないです(収納時/途中からのマット開封時だけ親が手伝ってあげれば、ピースがバラけるリスクを下げるかもしれません)。我が家的にはパズルをやるにはこれがないと始まらない、というほど買って良かった商品でした。
プリキュアDXパズルをマット上で完成させたイメージを楽天roomに以前投稿してたので、宜しければ併せてご確認ください。
【姉】6歳〜現在(8歳)まで;ポケモン1000ピースの通常サイズのジグゾーパズルで忍耐力、諦めない心を培う
プリキュアを年長あたりで卒業した【姉】が次に好きになったのはポケットモンスター(以後表記ポケモン)でした。それ以降現在まで2年間(途中からすみっコぐらしも加わりましたが)、図鑑でキャラを暗記し、人形を揃え、フィギュアでごっこ遊びに興じる等、未だに好きでい続けているので、長寿アニメたる所以を感じます。かく言う私もポケモン第一世代で、小学校高学年の時にゲームボーイでハマった口です(歳がバレる笑)
子どもの「好き」を見つけるとすぐ『知育商品』に繋げたくなる私は、迷わず6歳のバースデープレゼントの一つにポケモンのパズルを加えました。しかも「通常ピースのジグゾーパズル(1000ピース)」です。それがこちら
■ポケットモンスター ボールであそぼう! パス・パス・キック! 1000ピース パズル
サイズは51×73.5cm、絵柄の選択肢もいくつかありましたが、主要キャラが数多く・バランス良く配置されていてやりやすそうだと考えこちらを選択。プリキュアDX3とほぼ同サイズですし、パズルマットを使いながら数日で出来るだろう、と深く考えずに購入しました。・・・・が、この判断は甘かった、と後から思い知らされることになります、、、その理由はこちら
通常ピースサイズとラージピースの違いはその大きさだけでなく、ピースの配置上、上下左右の選択肢をも増やすので、その結果パズルの難しさに天と地の差が生まれるという事実です。
実際の写真で見比べてみてください。
この違い、並べてみると一目瞭然!
ラージピースのプリキュアはなんとなくピース単体で上下左右の判断が行え、キャラの髪型/目などで間違いなく配置が可能なのですが、通常ピースサイズのポケモンはもうピース単体で見ると上下左右も、どこの何のパーツなのかもサッパリ分かりません。まあ本来であればジグゾーパズルはこんなものだとは思いますが、幼児レベルのラージピースで慣れていたのでこの差はあまりにも大きく、ポケモン開始当初慣れるまではとてつもなく苦戦しました。以下、完成させるまでの経過をご覧ください。
前提条件①写真向かって左側を母担当、右側を6歳【姉】担当
②【弟】がお昼寝している間の1時間くらいを2人で進めた
●進捗2日目
●進捗3日目
●進捗10日目
このころになると進捗に開きが出てきて、負けず嫌いの6歳長女は悔しい→やりたくない、に思考がシフトしてしまい、ここから3週間くらい中弛みで進みませんでした、、、
そこから分担を変える/褒めまくって気持ちを盛り上げる、等でなんとか開始後1ヶ月くらいにようやく完成の時を迎える^^;
この様子は当時の私の楽天roomに詳細を残してあるので、宜しければそちらまで。
→ らんみゆ楽天room ポケモン (ポケモン関連商品まとめページをリンクしてます)
ラージピースと通常ピースの違いが身に沁みて分かったよ〜。
途中心が折れるほど難しくても頑張ってやり遂げてくれた娘を称えたい、、、
あと多分、下の子がまだお昼寝してくれてたから集中して出来たけど、ヤンチャ盛りで騒がしい今となってはやれるイメージが全く無い(笑)
3人で取り組める日がくるように願います!
パズル遊びで得られる知育的メリット6選を列挙し、各項目について子どもたちの現状の様子を数値化して関連を考察してみた
ここまで我が家の子どもたちが取組んだ平面パズル遍歴を書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?
ここで記事タイトルにもしている通り、(あくまで私個人の素人目線ですが)パズル遊びで得られる知育的メリットを6項目にまとめて記載してみます。
- 観察眼を養う
- 手指の巧緻性(こうちせい)を高める
- 空間認識能力を高める
- 効率的・合理的に考える力をつける
- 冷静な完遂力を付ける
- 諦めない心を育む
最後5,6が重複しているように感じますが、5の要素は冷静な現状把握を行いながらも動じずに完遂までもっていくだけの【遂行力・持久力】であり、6の要素は「絶対完成させるんだ」という、粘り強く目的を達成するための【情熱を保つ】ことであるので、私はこの2つは似て非なる項目だと思っております。
恐らくこのようにパズルの知育的メリットを考察/列挙しているサイトはたくさんあると思いますが、実際親が最も興味があるのは『パズルをやった子どもたちがどう育ったのか』の結果・実情に即した部分だと思います。
そこで私が子どもたちそれぞれに思う上記6項目に対する現状の数値を、レーダーチャートで表してみました。
姉の方は負けず嫌い/コツコツ努力型/最後まで粘り強く、といった表現が当てはまる努力型です。
反面、合理性/空間認識力は人並みという評価です。
対して弟の方は年齢の割に空間認識力は高いんじゃないか、というような評価を付けています。細かなレゴの組み立てや対象年齢が高めのタングラム/迷路等の課題をこなす面もあり観察眼や合理性、巧緻性もまずまずかな、と思いますが、完遂力や諦めない心、という側面は全く、、というのが正直なところ。(まだ3歳ですしね、、)
あくまで8歳/もうすく4歳、というまだまだ成長途中の子どもたちの評価をできるだけ客観視したものにはなりますが、2人の小さい頃からのパズルの取り組み方を見ていても、現状この評価に繋がっていることは我が子ながら納得しています。
前編にも記載した通り、【姉】の方は2,3歳でアンパンマンの天才脳パズル/パノラマパズル等を相当集中してやりこんでいました。そこで小さい達成感を繰り返し得た経験が、その後難しいジグゾーパズルでもコツコツと諦めないで取り組む土壌になったと私は考えています。
対して弟の方は、1歳後半でやり込んだアンパンマンのまるまるパズルがきっかけとなり、平面より立体造形で遊ぶ方に志向がいきました。彼は2歳から学研のニューブロックが大好きで毎日必ず触っていましたし、その結果がレゴの組み立てや迷路が得意、というように空間認識力が伸びることに繋がったと考えています。
まとめ
今回の記事は、あくまでも我が子達の平面パズルの取り組み遍歴と、現在の成長度合いを重ねて考察した結果ですので、「このパズルに取り組めば必ずそうなる」という推奨ではありません。(元々の性格としてなるべくしてなっただけかもしれませんし)
ですが年齢にあったパズルを積極的に遊ばせたことが、子どもの成長には何らかのプラスの効果に繋がったはずですし、そう信じてこれからも子どもたちと遊んでいきたいと思っております。